下肢静脈瘤レーザー手術
☆どんな静脈瘤がレーザー手術の対象になるのでしょうか?
レーザー治療の適応になる下肢静脈瘤は、大小伏在静脈(下肢の主な表在静脈)の弁不全(弁の逆流)によるものが主となります。通常は、ボコボコした静脈瘤のほとんどが、大小伏在静脈の弁不全に起因するものです。まずはクリニックに相談してみてください。
☆レーザー手術とはどんなものですか?
現在、最新式のELVeSレーザー1470を使用しています。これは、波長1470nmのガリウム砒素半導体レーザーで、旧来の機種より、術後疼痛、術後出血班が格段に少ない臨床成績が出されています。(ELVeSレーザー1470の添付文書参照)
レーザー手術の仕組みは、光ファイバー先端から出るレーザー光で、逆流する静脈を焼灼(しょうしゃく;焼いてつぶす事)する事です。
新機種のファイバーは、先端の二つのリングから、360度全周性にレーザーが照射され、より効率的に静脈壁が焼灼されます。
これにより、弁不全の静脈は閉塞し、血液の逆流が起こらないようになります。
レーザー手術後の静脈瘤再発率は、非常に低く、ストリッピング手術(静脈を抜去する手術、通常は入院を要する)とほぼ同等と考えられています。
外来手術で2時間以内で終了し、歩いてご帰宅できます。
保険適用されているので、費用もそれほど高額ではなく、3割負担で約5万円、1割負担で約1万5千円です。
☆レーザー手術後、すぐに仕事に復帰できますか?
手術直後から日常生活は可能です(シャワーは、2日後からになります)。安静の必要はありません。が、仕事は術後2日間、お休みしてください。また、8時間以上立ち続けるような仕事は、少なくとも1週間は、極力避けていただく事が良いようです。
☆レーザー手術は痛くないのですか?
痛くないように、TLA麻酔という局所麻酔をかなり大量(約150〜300ml)に使用します。手術中は、局所麻酔薬を打つ時のチクチクした痛み程度です。術後の痛みも多少ありますが、新機種のレーザーにより、格段と少なくなりました。
☆レーザー手術はどこでできますか?
山形県内ではいくつかの施設で可能になりました。庄内地域では、まだ当施設だけのようです。
LVesのホームページ
https://www.varixlaser.jp/
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(自費診療で8500円です)
肺炎球菌ワクチンとは?
・肺炎球菌が原因となって起こる、肺炎などの感染症を予防するためのワクチンです。(すべての肺炎を予防するわけではありません)
・1回の接種で5年以上免疫が持続すると言われています。
・季節を問わず、いつでも接種できます。
〈肺炎球菌ワクチン接種が勧められる方〉
・65歳以上の高齢者
・呼吸器の病気(COPDなど)や糖尿病など慢性疾患をお持ちの方
・ステロイドを投与している人、腎不全などで感染症にかかりやすくなっている方
など
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